
在宅医療
homecare
地域密着型の薬局として医療と福祉の橋渡しとなるべく積極的に取り組んでおります
地域密着の指標である地域支援体制加算を91%の店舗で取得しております
※開局1年未満の店舗を除く(2024年6月15日)
地域支援体制加算取得率 91%


私達は日々職能を活かし、患者様・ご家族様が住み慣れた環境で安心してお過ごし頂くためのお手伝いをしております。
在宅連携室では、多職種連携のためのICTツールであるMCS(メディカルケアステーション)を導入しており、医師・訪問看護師・ケアマネジャー・介護士等の様々な職種と緊密、かつスピーディーな情報共有を行うことができるようになっています。検査結果、医師の診断・治療内容、他職種が訪問した際の患者様の容態なども即時に確認できる環境です。訪問看護師が褥瘡の悪化を写真付きで報告することもあります。褥瘡部位の色・浸出液の多さ等は、写真を見ればわかります。そのタイミングで医師から処方に関する相談がくれば、薬剤師の職能を発揮し適切な外用薬や医療材料の提案をいたします。終末期医療への介入も多く、医療用麻薬・輸液を含む薬剤及びPCAポンプ等の機器に関する知識のブラッシュアップも常に行っています。
今後も、患者様・ご家族様に安心してお過ごし頂くため、必要な時にさっと手を差し伸べるような介入をスタッフ一同心掛けて参ります。
在宅連携室 室長 富田 真司

24時間365日、お薬に関するご相談に応じるほか、体調変化や副作用の有無を確認し、必要に応じてその場で処方医に問い合わせを実施することもあります。薬剤師が実際に訪問することで、患者様の生活リズムとお薬を飲む時間のミスマッチや「飲まない」のではなく「飲めない」ことに気付くこともあります。その場合は医師に対して以下の様な提案をいたします。
・ 一包化
・ 薬剤変更
・ 服用時点変更
・ 錠剤 → 粉砕
個人宅以外にもサービス付き高齢者向け住宅への訪問も実施しており、複数の医師の回診に毎回同行し、その都度薬学的提案を行っています。
地域のドラッグストアや調剤薬局における無菌調剤室の導入はまだ少なく、持続点滴による療養が必要な患者様は入院の継続を余儀なくされることが多いのが現状です。在宅連携室では、高カロリー輸液や医療用オピオイド注射液が必要な患者様にも安心して在宅での生活をおくって頂けるよう、「無菌調剤室」を設置し無菌製剤の調剤を実施しています。
・ 在宅中心静脈栄養法(HPN)
・ 在宅自己疼痛緩和療法(PCAなど)
このような無菌製剤の調剤は、現在の在宅医療に対応するために重要な位置づけがなされています。
在宅療養を推進することは、国の方針として示されており、私たち調剤薬局が担う支援拠点としての役割は高まるものだと考えております。今後も各店舗と連携し、更なる地域医療への貢献を目指し、積極的に在宅医療に参画して参ります。
3医療機関合同による訪問看護師への講演
2024年3月13日(水)
実用緩和ケアのいろは
上記タイトルで訪問看護師に対する3医療機関合同でのセミナーを行いました。
前半では「痛みについて」を中心にお話させていただき、後半では医療用麻薬の実際の処方例を提示してベース薬、レスキュー薬それぞれの薬効の違い・注意点等についてご説明いたしました。
今後もご依頼があれば様々なかたちでセミナーを開催させていただこうと考えております。
於 ハロー薬局グループ研修センター




訪問診療クリニックから依頼を受け講演
2024年2月26日(月)
緩和ケアにおける医療用麻薬と疼痛コントロール
訪問診療クリニックにおいて上記タイトルでセミナーを開催いたしました。
「緩和ケア」に対する誤ったイメージや「医療用麻薬」に対する誤解についてのお話を含め、医療用麻薬の種類・剤型、定期薬とレスキュー薬の違いについてスライドを用いて説明いたしました。副作用で起こりやすい便秘についてはナルデメジン(スインプロイク)を中心に便秘薬の分類別の説明を、嘔気・嘔吐については発生のメカニズムを絡めて制吐作用をもつ薬剤の説明を実施しました。




さいたま市薬剤師会から依頼を受け講演
2023年12月12日(火)
明日から始められる緩和ケア ~基礎編~
薬剤師向け
(日本緩和医療薬学会・緩和薬物療法認定薬剤師認定単位1単位付与)
患者様やご家族が抱いている「緩和ケア」という言葉に対する偏見や「医療用麻薬」に対する誤解をどのような言葉で解きほぐしていくのかに始まり、使用される薬剤の特徴等についてお話をさせていただきました。主催者様から「非常に難しいと考えがちな緩和ケアおいても、薬剤師の職能を生かして患者様のためにできることがたくさんあるということを知るきっかけとなる内容でした」とのお言葉を頂戴しました。

葛飾区介護サービス事業者協議会より依頼を受け講演
2022年11月15日(火)
薬剤師の在宅介入とケアマネージャーとの連携について
~ケアマネさん、薬局を活用していますか~
上記テーマで介護支援専門員(約110名)に対するオンライン講演を行ないました。基本的な薬の説明から始まり、外来薬剤師・訪問薬剤師のそれぞれの仕事についてお話しできたことで、他職種連携の必要性について一層ご理解を深めて頂ける機会になりました。最後に主治医へのアプローチと在宅介入の導入パターンについてもご提案・ご紹介し、120分の研修が終了しました。終了後も数多くのご質問を頂戴しており、ケアマネージャーに改めて「薬局」を認知して頂けたと考えております。
東京都内




医療用麻薬についてのセミナー
2021年9月28日(火)
訪問診療クリニックおいて、医療用麻薬についてのセミナーを開催いたしました。医療用麻薬の種類・剤型、定期薬とレスキュー薬の違いだけでなく、看護師さんに「オピオイド力価換算表」や副作用で起こりやすい「便秘・嘔気」の対応について説明いたしました。また、事務員さんには「保険請求で注意すべき点」の説明もいたしました。
次回は、CADD-Legacy(PCAポンプ)についてのセミナーを開いて欲しいとリクエストを頂きました。